ブログ魂

超能力

2009年07月17日

急なお仕事で横浜方面の立ち食い蕎麦屋さんに行って来ました。
駅のホームに建つこじんまりと古い建物です。
リニューアルをして半年ほど経ちますが、以前の建具をそのままに使用していますので、どうにもこうにも動きが悪い。

主要な部品は交換をしてあるのですが、サッシが削れていたり、レールのカバーが外れていたりで、新規での製作が必要そうです。
但し、そのままにして帰るわけにも行きませんので、扉を外して点検をして行きます。

念の為、お客様が少ないオープン直後を選んで伺ったのですが、10時過ぎだというのに数人のお客様がお見えです。
L字型のカウンターの奥のサッシが特に動きが悪いので、こちらを応急処置でいなしましょう。

お一人のお客様が奥の方でたぬき蕎麦の大盛りを食していますので、食べ終わるまで待機です。
「タイミング見て扉外しますので宜しくお願い致します」
「ハイハイ、お願いしますね」と店員のオバちゃんが答えます。

それにしても立ち食い蕎麦屋さんの香りはたまりません。
高速道路では必ず立ち食い蕎麦は食べる、と心に誓ったぐらいにチープな感じのお蕎麦が大好きです。
これは有名で美味しいお蕎麦を頂く以上に大好きです。  特に天玉そばには目がありません。
「天玉蕎麦が好きな頭皮の綺麗な人」と呼ばれたら即座に振り返るほどです。

一仕事終えたら天玉蕎麦の大盛りだな。(大盛りのある立ち食い蕎麦は珍しい)
不届きにも、オジサン、早くたぬき蕎麦食べ終わってよ、と心が叫びます。
「大変ね、待ってる間にお蕎麦をどうぞ」
えっ、え~、サービスでお蕎麦が来ちゃったよ、オイ。

目の前に出して頂いたそれは、まぎれも無く天玉そばではありませんか。
大盛りではありませんが、私の心の中まで見透かしたエスパーのようなオバちゃんに感謝です。
こしの無い、プッツンプッツンと切れまくるこの食感がタマリマセン。
この段階で、オバちゃんからお姉さんに呼び名が変わったのは言うまでもありません。

無我夢中でお蕎麦を頂いていましたら、たぬき蕎麦のオヤジはいつの間にかお店を出ており、満席に近づいて参りました。
まずいな、また時間を潰さなきゃ。

今度は冷やしで、もう一杯出ないかな。




ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット