ブログ魂

不毛な戦い

2008年12月15日

建築関係のお仕事がまだまだ終わらず、来週末には纏めての出荷が控えていると言うのにリペアが出来ません。・・・・・どうするよ、オイ
夜と朝にコレを書いたり、画像のアップをしたりしていますが、眠いし疲れていますので、効率が悪い。

疲れているんだから早く帰って寝ろ!   とのご意見はゴモットモなのですが、元来、先のことをいちいち考えない性格ですので、帰り道、目の前に知り合いの飲み屋でもあろうものなら、後先考えずに突撃です。

「よう」
「いらっしゃい、久しぶりだね~」
「先週の土曜日以来だから、1週間ぶりだよ」
「だめだよ~、顔忘れちゃうよ」

       ↑
      バカ

ご近所の主婦の宴会が入っていたせいか、いつも落ち着いた店内がごったがえして居りましたが、いつものカウンターで一人静かに時を過ごします。
主婦の宴会も終わり、日付が変わる少し前になりますと、少しずつ常連が増えて参ります。
地域の医師会の忘年会を終え、私の同級生の病院長が横に座り、昔談義に花を咲かせはじめた頃、反対の隣に綺麗なおねー様が着座するではないですか。・・・・ムフフ

「私、この街に越してきて1ッ月経つんですけど、給食が無いんですよ」うんぬんと愚痴をこぼしだし、「みんなでこの街を変えなきゃダメですよ」とのたまってしまいました。
!やっちまったなー!いくら綺麗でも、田無(西東京市)生活50年以上のオジサン・オバサンを敵に廻し、一歩も引きません。
特に病院長はお爺様が初代の市長をしていたせいも御座いますが、愛着は人一倍。

「給食が無いなんて、最低ですよ! 私だって働いてて時間がないんですよ」
「じゃー、こんな所で飲んでないでさっさと帰って弁当作れ」・・・イヤッ、こんな時間にお弁当つくっても食べるひとが・・・・・

「子供達寝かしつけて、ようやく時間を作ってね、こんな所しか来れないんですよ」
「だから、こんな所に来る暇はあるんだろ」
「わからない人ですね、だ・か・ら・こんな所しか行けないんですよ」

お客のバトルを静観していたマスターが、悲しげに口を開きます。
「こんな所、こんな所ですけど、お時間がある時に寄って下さい」

「ワカッタ、お前が市長に立候補しろ、俺は入れないけどな」・・・・大人げない
「ワカリマシ・・・タ、私が市長になります」・・・・無理
「何時からだよ」・・・・エッ
「来週からやります」・・・・エッ
「俺はちゃんと見てるからな」・・・・そんな簡単に市長になれるわけは・・・・
「私は私のやり方でやりますから、ご心配なく」・・・・だから、なれないって

「どういう頭してんだよ、一度開いて見てやるから、俺の所に来い」・・・流石、脳外科
「フン・・・・」・・・大人

延々と不毛の討論は続きましたが、どうにか私が間を取り持ち、病院長は先にご帰宅と相成りました。

「電話番号教えて下さい」
「僕の」・・・・・・フガ
「おにーサンはさっきの人の同級生とだけど、いい人だから」
「   」・・・・・・フガ・フガ

「謝恩会があるのね、保育園の」
「どう言う事?」
「私が幹事なんです」
「どう言う事?」
「だから、謝恩会でバンドで出演して下さいよ」
「唐突に言われても、僕は歌しか歌えないよ」

「私はピアノしか出来ないよ」 とカウンターの奥よりもう一人の女性客が・・・
「来週から練習ね、はい、電話番号」・・・・・やる気かよ

「マスター、俺帰えらせて、お勘定」
「お連れ様がいらっしゃいますから、まだ、頑張って」
「お連れじゃないから」
「出来れば一緒にお帰り下さい」

「頼む、俺だけ帰らせてよ、もう4時になるよ」
「頼みます、どうにか連れて帰って下さい、お願いします」・・・・無理





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