ブログ魂

レボリューション

2010年07月03日

西東京市の田無と言う町は、旧青梅街道の宿場町として栄えました。
今も街道を通ると、往時の面影をわずかに残しています。

土曜日の朝、車が混雑をしだす前に私は愛車のエンジンに火を入れます。
街道沿いの駐車場から街の中心に向かい、一呼吸を置いてハンドルを右に大きく切ります。

その街道沿いに古くからの豆腐屋があり、大豆を蒸かした独特の香りを窓から外に漂わせています。
何代目になるのでしょうか? 今の店主は私の同級生になりますが、私が通り過ぎる時間は寡黙に後片付けの真っ最中です。

子供の頃より寡黙な男で、クラスが一緒でも遊んだことはありません。
同級生の誰に聞いても、あまり話した記憶はないそうです。
同じ年月を経て、お互いにおじさんになったからなのでしょうか? 当時の面影はそのままに、ねじり鉢巻の彼がそこに居ます。

もしかすると、彼の記憶には私の存在はないかも知れません。
それでも私は懐かしく、顔がこちらを向いている時に会釈を致しますが、先方は誰なのか気がつかない様子です。

そんな彼が、心境の変化でしょうか、軒先のテント看板をあたらしいものに架け替えたようです。
代々と続く、青地に白く染めた ○田豆腐店の文字を外し、下地の色はそのままに・・・・

TOUFU SHOP・・・・と
 


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