ブログ魂

オバマとお婆

2009年01月22日


仕事中に上着のボタンがとれた。
針と糸は常備してありますので、ボタンをなくさないうちにつける事に致しましょう。
手先がわりと器用で、針に糸を通すのは得意とするところです。

※関東一発通し※のはずが・・・針穴がぼやけて見えない・・・・老眼です。
新聞の字もまともに見えないんですからね、針穴が見えるはずがない。
おもむろに老眼鏡を取り出し再挑戦、イエス・ウイ・キャン。

どうもだめだ、まだ手先が冷えているとみえて、指先が定まらない。
お昼に味噌ラーメンを食べに行き、腹ごなしに遠回りして遊歩道経由で帰って来たから。
遊歩道を歩いていると、お向かいから傘を杖代わりにしたお婆ーさんが歩いて来ました。

すれ違いざまに 「あはっ、雨も降ってないのに傘を差していらっしゃるの?」 と上品に声を掛けてくださるのは有難いのですが、雨降ってますが・・・・
 
「えっ、あっ、ご親切にどうも」 親切を否定する勇気が無い私はさっと傘をたたみます。
でも、お婆ーさん濡れちゃうし、ここはひと~つ、身体が心配だから教えてあげましょう、と口を開こうとした瞬間 「でも、素敵よ」 と、とんでもない褒め言葉が・・・ナンパか?

完全にタイミングと言葉を失った。
幸いな事に、お婆ーさんのお家はすぐそこの右手だったらしく、さして濡れる事無くお家にお帰りになりましたが、何故か、ず~っと門の外で私をお見送りしています。

困り果てた私は、見えなくなるまで傘を差さずに歩いて帰るはめになったのでした。
ヒッ、ヒィ~

で、話は戻ります。
冷えた指先で何度もトライをし、諦めかけた頃、糸は針穴を見事に貫通致しました。
イエス・ウイ・ディト  

※関東一発通し※とは?
祝い事とか宴会の締めとかによく使われる、関東一本締めの応用です。
(よ~お、シャン、と手を一回だけ景気よく叩くやつね)

地方から東京に出て来た人は覚えておくと良いと思いますよ。
お呼ばれで出された物に手を付けないのは失礼な事もありますが、その中に一つだけ苦手な物があると仮定致しましょう。

例えば、おせんべいで説明致しますが、ゴマせんべいや醤油・塩・唐辛子入りなどがありよね、その中でも貴方が辛い物が苦手と致します。
先方様は1枚だけ残ってもしょうがないから、ご遠慮なさらずにお食べになって下さいな。と攻めてきます。

そこでこの一句が生きる訳です。
元気に、そして威勢良く、「関東1枚残し」 と言えば、関東では失礼にあたりませんし、かえってオメデタくなったりしますからね。・・・場合によっては喜ばれます。

応用で色々と使えますので、貴方の是非、ご活用下さい。


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