ブログ魂

散歩道

2009年06月25日

3つ手前のバスの停留所より歩くことを心掛けてはいるのですが、如何せんここの所お疲れちゃんでして、少し緩く2つ手前で降りようとしたのですが、バスの運転手さんからご親切に 「お客さん、着きましたよ」と声を掛けて頂いたものだから、親切を無にする訳も行かず「有難う御座います」と降りてしまいました。

トボトボと2キロの道のりで、遊歩道で倉庫に向かいます。
地元の沢山のお年寄りが健康の為に歩いています。
顔見知りでもないのにお声掛け頂く事も多く、挨拶するのは苦にはなりませんが、会話は困ります。

「あれぇ、何処の息子さんだい?」   「いぇ、通りすがりの者ですが」
「あれぇ、そうかえ、おりゃーまた、○○さんちの息子かと思っちまったよ、やだよ~」

大体にして、何処の息子かと聞いておいてね、○○さんちの息子と思った辺りで辻褄があいませんし、やだよ~と言われた私もいやです。

次に行きます。
よく道端で見ることの出来る草で、韮に良く似たやつありますでしょ。
団体様で生えていて、シュッと下から生えてフニャっとなるやつね。
あれを取っているお婆さんがいらっしゃいます。

多少痴呆気味のご様子なので心配なのですが、どうも韮と勘違いをされているようです。
曲がった背中で屈みこみながら左手に持つそれは束となり、いかにも八百屋さんで買ってきた物のように見えます。
教えて差し上げた方が良いのか? 自宅に帰ればご家族が教えてくれるから大丈夫なのか?  一人暮らしであった場合はどうなんだろうか?

少し歩く速度を落とし、お婆さんの横で躊躇する私に、見上げたそのご老人は話しかけます。

「お邪魔してます」   ???   「いぇ、ごゆっくりどうぞ」   恐るべし

  





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