ブログ魂

儚い命

2009年07月29日

いつもの通い道、お暑う御座います。 皆様、如何お過ごしですか?と一応書いてみる。
バスを降りると、朝だと言うのに強い日差しが降り注いでいます。
少し早足で、いつもの遊歩道に向かいます。

ここは木が覆いかぶさる様に左右に植えてありますので、いかにも心地よい。
蝉の鳴き声が、これでもかこれでもかと短い逢瀬を楽しんでいる様にも儚んでいる様にも聞こえます。

するとどうでしょう。  懐かしい蝉取りの少年が麦わら帽子で・・・・ んん、オヤジ?
オヤジが一心不乱に蝉を捕っています。
どうすんだ、オヤジ? 食うのか? まさかね? (沖縄では食べるらしいけど、本当か?)

私は蝉が気の毒ですので、その場を足早に過ぎ去ります。
するとどうでしょう。
遊歩道も半分を過ぎた辺りで今度はオバサンが、やはり一心不乱に網で蝉を捕まえています。

はは~ん、お孫さんでも来るんだな。
だから蝉を捕っているんだな、と勝手に納得を致します。
だって、捕らえられた蝉はビニール袋の中で断末魔の叫び声をあげているんですもの。
またもや足早に過ぎ去るをえません。

遊歩道も終わりに近づいた頃、いつもたむろっている一団に出くわします。
老人達の中では比較的若い一団で、公園のゲートボールやグランドゴルフを楽しんでいる老人達と一線を画しています。

その一団の横を過ぎれば遊歩道も終わりです。
むむ、今日は一団が華やいでいるぞ。
なにやら頭にカンザシの様な物をつけ、みんなでおしゃれさんを競っています。

その一団の中では一番若く、お茶目担当のおじさんが私に近づいてくるではありませんか???
懐かしいひげダンスを踊りながら、おしゃれになった頭を披露したいようです。
一段と華やいだその頭には無数の蝉の抜け殻が・・・・・やめてくれよー

はぁ~ 今晩は寝付けるか心配です。



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